【レジメン】IFL+B-mab

薬品名からレジメン名を検索する場合は、こちらを参照されたい。

用量計算・サイクル

【ポイント】
●レジメンのサイクルは42日。
●ベバシズマブは1・3・5週目投与。その他3剤は1・2・3・4週目と変則的。
●ベバシズマブは初回は1.5時間。2回目以降は1時間にしても良い。
●ベバシズマブ投与直後~半日間は急な40mmHg程度の昇圧に注意。
●内服薬は2・3日目のデカドロン15錠。ベバシズマブのみ投与時は不要。
 ※体調特別に悪い人間は4日目以降もだす
●同薬剤を使う「FOLFIRI+B-mab」とは用量や施行頻度が異なっている。

各医薬品の用量計算

各医薬品の用量計算

なお投与量については(体調悪化時のサポートがしやすい)大病院では満量で、(サポートしにくい)中小病院では8割程度の量でだすパターンが多い。

Excelレジメン

https://byouyaku.net/wp-content/uploads/2020/10/IFLB-mab.xlsx

(投与量計算シート・情報共有シートあり、当サイト作成)

Excelレジメン使い方については、こちらを参照のこと。

(連携充実加算:150点を算定するために)院外調剤薬局との連携を取る際は、専門の文書が必要になる。その文書もこのExcelレジメンシートの別タブに入っているので、活用されたい。

調剤時・副作用・施用時の注意

調剤時の注意

【(全レジメン共通)化学療法混注の大前提】

調剤場所は、安全キャビネット(クラスⅡ)にて。
(被曝リスクを減らす為)
調剤者は以下の順で防護着を着用
マスク>クリーンエプロン>ゴーグル>手袋
(被曝リスクを減らす為)
1薬剤につき「シリンジ」「針」はワンセット消費
シリンジはルアーロック式が望ましい。
バイアル薬剤抜く時は陽圧NG・シリンジ空気と交換で
(10mLの薬液抜く場合、
シリンジ内から10mLの空気を注入して交換する)

【このレジメンでの注意点】

注射針・
シリンジ
特に注意はない
※普通に18G針でOK
泡立ち注意薬ベバシズマブ
被曝注意薬特別にはない
その他レボホリナートは100㎎Vial
当り10㏄程度の溶媒で溶かす
施行時の注意
ルートフィルター付きルートで
PHCフリーの必要なし
※普通の化学療法のルートで良い
点滴漏れ
注意薬
特にない
他剤混合常に単独ルート・他剤混入不可
12μmのインラインフィルタ付ルート

患者向け指導パンフレット

余談

レジメン名の由来について

I;Irinotecane(イリノテカン)
CPT-11とも略称する。
F;Fluorouracil
 5-FUとも略称する。
L;Lebohorinart
B-mab;ベバシズマブ(アバスチン®)

関連項目

レジメン一覧

レジメン一覧について

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