【レジメン】Ramucirumab単独

薬品名からレジメン名を検索する場合は、こちらを参照されたい。

用量計算・サイクル

【ポイント】
●レジメンのサイクルは14日。
●ラムシルマブで血圧40mmHg程度上昇する。投与後~半日つづく。
●デカドロンは不要。

各医薬品の用量計算

各医薬品の用量計算

なお分子標的薬剤以外の投与量については(体調悪化時のサポートがしやすい)大病院では満量で、(サポートしにくい)中小病院では8割程度の量でだすパターンが多い。

Excelレジメン

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病院薬剤師の用語辞典
単独.xlsx

(投与量計算シート・情報共有シートあり、当サイト作成)

Excelレジメン使い方については、こちらを参照のこと。

(連携充実加算:150点を算定するために)院外調剤薬局との連携を取る際は、専門の文書が必要になる。その文書もこのExcelレジメンシートの別タブに入っているので、活用されたい。

調剤時・副作用・施用時の注意

調剤時の注意

【(全レジメン共通)化学療法混注の大前提】

調剤場所は、安全キャビネット(クラスⅡ)にて。
(被曝リスクを減らす為)
調剤者は以下の順で防護着を着用
マスク>クリーンエプロン>ゴーグル>手袋
(被曝リスクを減らす為)
1薬剤につき「シリンジ」「針」はワンセット消費
シリンジはルアーロック式が望ましい。
バイアル薬剤抜く時は陽圧NG・シリンジ空気と交換で
(10mLの薬液抜く場合、
シリンジ内から10mLの空気を注入して交換する)

【このレジメンでの注意点】

注射針・
シリンジ
特に注意はない
※普通に18G針でOK
泡立ち注意薬ラムシルマブ
被曝注意薬特別にはない
その他特になし
施行時の注意
ルートフィルター付きルートで
PHCフリーの必要なし
※普通の化学療法のルートで良い
点滴漏れ
注意薬
特になし
他剤混合常に単独ルート・他剤混入不可
12μmのインラインフィルタ付ルート
副作用の注意
ラムシルマブは(投与~半日程度の)一時的な昇圧40mmHg程度に注意すること。ニカルジピン注射あたりをいつでも打てるように。
吐気は比較的少ない。
脱毛は比較的少ない。

患者向け指導パンフレット

余談

レジメン名の由来について

Ramucirumab;サイラムザ®
R-mabとも通称する

関連項目

レジメン一覧

レジメン一覧について

関連する算定
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