【ランキング】ヘルスケア:医療機器メーカー@2020年上半期

順位会社名ティッカー売上
M.USD
MedtronicMEDアイルランド28,910
Johnson&JohnsonJNJ米国25,960
AbbottABT米国19,950
GE HealthcareGE米国19,940
Becton &Dickinson BDX米国17,290
RL PhilipsPHGオランダ17,100
Siemens HealthineersSIEGYドイツ15,880
Cardinal HealthCAH米国15,630
StrykerSYK米国14,880
10BaxterBAX米国11,360
11Boston ScientifficBSX米国10,740
12Essilor Luxoticcaフランス8,840
13B.Braun8,390
14Zimmer BiometZBH米国7,980
153M Health CareMMM米国7,430
16AlconALC米国7,360
17DanaherDHR米国6,560
18FreseniusFMSドイツ6,370
19Olympus7733日本5,950
20TERUMO4543日本5,950
参考サイト より抜粋

※日本では著名な「メニコン」「オムロン」「ニプロ」などは、世界ランク外。

投資先としての特徴

上位3社はいずれも、創業70年を超える会社ばかりである。とくにアボットは130年を超えている。つまり新規参入でいきなり上位となりにくい=参入障壁が高いといえる。

また連続増配の長い企業も多い。上位3社とも連続増配40年を超し、しかも2社は配当王銘柄である。(2020年時点)

おなじヘルスケアセクターの医療用医薬品メーカーと違うのは、特許切れのリスクが無い事。超高額商材は少ない事。

企業としての特徴

競合が現れない会社かどうか、特色をみていく。

メドトロニック(MDT)

 

メドトロニック(MDT)

【強み】心臓ペースメーカーで圧倒的シェア。

同社売上の36%は心臓関連の機器。その中でペースメーカーはかなり大きな存在で、もともと1960年代に、世界初の埋め込み式ペースメーカーを実用化した会社である。他にも血管系カテーテル・ステントの会社でもある。

また患者人口の多い糖尿病系機器も販売している。

【投資情報】配当王銘柄(2020年現在)。

ジョンソン&ジョンソン(JNJ)

ジョンソン&ジョンソン(JNJ)

【強み】外科手術機器全般。とくに縫合糸。

【投資情報】配当王銘柄(2020年現在)。

元々、ヘルスケア分野内で、幅広く売上分散している会社。下記の通り。

コンシューマー
(市販薬)
ハンドエイド(ケアリーヴ®)、
スキンケア(ベビーパウダー、
ローション等)
メディカル医療用医薬品、外科手術、
心血管系機器など
ビジョンケア
(コンタクト)
アキュビューのコンタクトレンズ

手術器材も豊富に取り扱う。

アボット・ラボラトリーズ(ABT)

アボット・ラボラトリーズ(ABT)

【強み】心血管治療関連。

米国の医療用品メーカー。2016年にはセント・ジュード・メディカル(ペースメーカーやカテーテルの会社)を買収。

【投資情報】配当貴族銘柄(2020年現在)。

ゼネラル・エレクトリック(GE)

【強み】画像診断領域(CT、MRI)

米国の世界最大級の総合会社。

シーメンス(SIEGY)

【強み】画像診断装置、体外診断薬・機器、遺伝子検査、治療システム

ドイツの総合ヘルスケア企業。

バクスター(BAX)

【強み】腎臓透析機など。

米国の医療機器大手。

フレゼニウス(FMS)

【強み】透析関連事業(とくに人工透析装置・人工腎臓など)

ドイツの医療機器メーカー。

ロイヤル・フィリップス(PHG)

【強み】画像診断領域。

オランダにある、世界最大の家電メーカー。一事業として医療機器にも進出している。

カーディナルヘルス(CAH)

【強み】感染防御製品(手術用手袋、不織布など)。

米国の医療用品関連企業。

ベクトン&ディッキンソン(BDX)

【強み】インスリンの注射器、白血球の解析装置。

米国の医療用品メーカー。2017年にはCRバード(血管疾患・泌尿器向け機器メーカー)を買収。

【投資情報】配当王銘柄(2020年現在)。

オリンパス

【強み】消化器内視鏡では世界トップシェア(70%)。

近年では腹腔鏡手術といった外科領域にも活路を見出す。

テルモ

【強み】心血管領域に強く、カテーテルやステントに強い(メドトロニックとかぶる領域だが)。

心不全治療用の骨格筋細胞シート「ハートシート®」により、再生医療分野にも進出中。

関連項目

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